クルーズ客室選びはホテルとはちょっと違う。
クルーズ船客室に【船底の部屋】ってあるの?
クルーズ船客室に【船底の部屋】ってあるんでしょうか?
クルーズの話をすると【船底の部屋は嫌!】とよく言われます。
では実際船底の部屋ってあるんでしょうか?
おそらくないです。
クルーズ船の図解を見ると船底には水を入れておくタンクとかが載ってます。
だから船底の部屋って厳密にはないんじゃないでしょうかね?
でも「船底らしき客室」というのはあります。たとえば
窓のない客室とか。
四角い窓の部屋とか。
船底ってこの部屋の事を指してるのでしょうか?(でも実際船底じゃない)
窓のない客室は【インサイド】と呼ばれ一番安いお部屋。
しかしインサイドのお部屋は至る階にちりばめられている事が多く
4階インサイド
もあれば
9階のインサイド
もあったりします。
インサイドの部屋なら船底でもあんまり実感わかないかもしれません。
また狭くても快適に過ごせるよう工夫が凝らされています。
クルーズ船に乗るなら出来るだけ良い部屋を!
クルーズ船の客室は快適に過ごせるよう工夫が凝らされています。
たとえ船底のような部屋でも快適であることは間違いないです。
【じゃあそんなに部屋広くなくてもイイかな~】と思ったかもしれません。
しかしもしあなたが今クルーズの部屋で悩んでいるのであれば予算が許す限り【いい部屋】を確保することをおすすめします。
なぜなら多くのクルーズ船の場合
部屋のグレードによってクルーズ内で受けられるサービスも全然違うからです。
クルーズ内での満足感が全然違います。
たとえばスイートクラスの場合。
客室が広いのはもちろんですがこんな特典がついてきます(船によって微妙に違う)。
●スイートクラスによくある特典
バトラー付き
室内で飲むソフトドリンクが無料(長期間滞在にはウレシイ)
専用ラウンジ(大抵空いてて並ばなくていい)
優先的に船に乗り降りできる(これは大きい)
スイート専用レストラン(レストランの選択肢が増えるので飽きない)
●逆にスタンダードの部屋の場合だと
バトラーがいないのでこまごました雑用は全て自分で行う
室内の飲み物は基本チャージがかかる
どこに食べに行くにも混んでて席を確保しなきゃいけない
船を乗り降りする際はとにかく並ぶ
レストランが混んでてにぎやか
もちろん楽しいことは間違いないのですがこんな違いがあるんです。
特にラクジュアリ―船の場合には部屋の階層ごとの区切りがハッキリしています。
スタンダードの場合には【大食堂】のような大きなレストラン。
個人的には好きですが疲れている日は静かに食べたいときもあります。
スイートの場合には【最上階の専用レストラン】のように入れるレストラン。
こんな風にレストランもハッキリ区切られています。
スタンダードの部屋に泊まった場合【いくら着飾ったり】【高価な時計】を付けたところでスイート専用レストランで食事することは難しいです。
スイートクラスのレストランを断られてしまったあるご老人の話
一度【スイートクラスのレストランへ入ろうとして断られた】という人の話を聞いたことがあります。
その方は親族からのプレゼントで初めてクルーズに行ったそうです。
部屋はいわゆる【船底】だったのだとか。
おそらく高層階ではないスタンダード(ベランダがない部屋もある)やインサイドだったのではないでしょうか?
もともと裕福な夫婦でしたのでスタンダード用のにぎやかなレストランに満足出来なかったそうです。
そこでタキシードを着用しきちっとした正装をしたのちスイート専用のレストランへ。
しかし交渉しても結局断られてしまったと聞きました。
涙ながらに【船底の部屋でした・・・】と嘆いたおられたのだとか。
部屋のグレードとサービス内容はしっかり把握しておいた方がよさそうです。
もちろんワタシが出会った年に数回クルーズに行くようなクルーズ上級者の中には【あえてスタンダード】を選ぶ人も。
1回の出費を抑えてクルーズの回数を増やす。そういうやり方もあります。
しかし【新婚旅行】【結婚記念】【久しぶりのバケーション】というような記念日としての旅行にしたいなら【予算が許す限り出来るだけいい部屋】をおススメします。
↓スイート専用レストランでは(cunardのクイーンズグリル)こんな風に火を使った料理で楽しませてくれる
部屋のグレードによってクルーズ内で受けられるサービスも変わってくるので満足感が全然違いますよ!
というわけで今回は以上です!